さてさて二日目。朝方まで盛り上がっていたメンバーもいたようですが、若いだけに一人も欠けることなく本日の見学スタートします!!
企業見学③ あの人間国宝の…!?玉川堂様
玉川堂さんは今年創業200年を迎える老舗中の老舗。燕市の産業のルーツの一つである鎚起銅器の技術を今に伝える職人の工房です。職人さんは20代30代の方も大勢いて、仕事に熱心に取り組んでいらっしゃいました。製品も職人さんもとにかくカッコイイ!!
建物、お庭からして佇まいが違います。
「これから何ができると思います?」食い入るように銅板を凝視。
銅板一枚から美しすぎる急須を仕立てる。神技としか思えない!
最近は職人への応募も若い方が増えているそう。一人前になるまでに何年も毎日コツコツひたむきに。一流の職人さんが仕上げたやかんは、1個ウン万円と言われてもその美しさに「コレを手にいれるために頑張って働くぞ!!」と思わせてくれる素晴らしい作品です。値段ではない、値段以上の価値がここにはあります。
~ランチ~燕のソウルフード!背脂ラーメン!
お昼はお待ちかね、燕のソウルフード「背脂ラーメン」を元祖名店・杭州飯店に食べに行きました。背脂たっぷりなのにスープはあっさり。うどんのような太麺と辛くない玉ねぎが素晴らしいハーモニーをかもし出します。
行列のできる店・杭州飯店!本当にみんな楽しみにしていました。
じゃーーん!こちらが背脂ラーメンでござい!
みんな黙々と太麺をほおばる。ンマイ!!
企業見学④ 金属がにゅるん、の!MGNET様
ここでちょっと時間ができたので、基調講演でお話しいただいたMGNETさんに立ち寄らせていただきました。ここは金属名刺入れを中心としたショップとものづくりの現場とオフィスが一体になった社屋。遊び心とクリエイティビティを感じさせる造りに学生・スタッフ一同興味津々でした。
株式会社MGNETさんの投稿 2016年3月18日
金属が・・・にゅるん!!!!
入店したら…あれ?玉川堂の!燕ネットワークを実感。
オシャレなだけじゃない、機能的なバックヤード。
通称「なんかよくわからないスペース」。クリエイティブはこういう場所から生まれるのかも。
遊び心たっぷりのオフィス。こんなオフィスで働きたい!
お土産を買いたい気持ちとお財布と時間と心が揺れる一同。と、とりあえずお次へ向かいます!
企業見学⑤ プロ御用達、藤次郎ナイフギャラリー様
こちらは藤次郎さんのナイフギャラリー。プロ用包丁の切れ味に深いこだわりを持つ藤次郎さんでは、鍛造包丁の制作工程を詳しく見せて頂いた後、お店兼商談スペースのナイフギャラリーで見事な製品の数々をじっくり拝見しました。
刃物工房にて鍛造工程を学ぶ。独り立ちするには足掛け10年。
こうしてだんだんとプロフェッショナルな包丁が完成されていきます。
最後はショップにて完成品を拝見。日本人てスゴイ、と再認識させてくれる品々。
今は、使い易くてお値段も安い量産型の包丁がたくさん流通している時代。こうした「本当に良いもの」は使ってみないとその良さがわからないですし、知らないで過ごしてしまえばそれまでです。でも、それでは絶対にもったいない。日本の技術や誇れる製品に目を向けて、まずは私たちが実際に使ってその良さを知ることが一歩だなと感じました。
ハイ、燕市インターンシップも残りわずかです。
それではお次、vol.4へどうぞ!