16卒新卒採用が本格化して3ヶ月が経とうとしている。
イベントを開催したり、学生と面談したり、人事の方と打合せをさせていただいたり……と、『僕ラボ』の活動もどんどんと密度の高まりを増している。
そんななかで学生たちと接するうち、「内定を獲得」している学生と、していない学生のあいだにある【明確な違い】を顕著に感じてきたのだ。
それはずばり、「自己分析」と「業界・企業研究の深度」との結びつけだ。
内定を獲得している学生は、自分自身とその会社とをしっかり結びつけて語ることができる。
業界もそうだが、同業界で競合となる会社においても、なぜその会社なのか、ということが明確に答えられる。
16卒は就活期間が短くなったことによって、その差がこれまでよりも更に顕著に出ているのだろう。
ナビ媒体などの広告ではそこまで詳細な情報を得ることはできない。
では、どこで情報を得るか?
企業ウェブサイトと、関係者とのリアルな接触である。
インターンシップやイベントなどで早期に動いた学生・企業が就活・採用活動に成功しているのもここに理由がある。
要するに、質の高い情報を集め、自分の中で咀嚼し、足りない情報を補完しながら、企業の状況を整理し、それらをうまくマッチングできている学生が内定を獲得しているのである。
期間が短い分、説明会も被ってくる。無駄な説明会などに行っているヒマはない。
であれば、ひとつひとつのイベントや説明会など企業とコミュニケーションする時間をいかに密度の濃いものにするのかが、大事になってくる。
何を、どこで、なんで、ということが自分と対象となる企業との間で関連付けられていないと、曖昧な状態で進んでしまう。
結果、自己選抜の軸がぶれ、内定にいたらないのである。
「今でしょ!」の林修先生が、思考力を高めるトレーニングとして、事象を「対比・類比・因果」で捉えると良い訓練になる、と言っていたのをテレビで観たが、それは就職活動にも積極的に応用するべきだ。
自分の軸や他企業、他業界、他職種との関係を「対比・類比・因果」で考えてみると、自分の中でも整理され、レトリックとしても相手に伝わり易くなる。
ちなみにこの訓練は社会人になっても大いに役立つ。
学生が、就職活動、という期間前後で見違えて成長するのも、こういったことが作用しているような気がする。
この時期には本当に色々なことがあるだろうが、面倒がらずに、がんばり時にはがんばる自分になってもらえればと思う。
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