16卒の就職活動について、学生にアンケートをとっている。
(表向き)2015年3月から16卒の就職活動がスタートし、はや4ヶ月。
内定獲得状況など、新聞でも途中経過は発表されている。
8月、テストも終わり、就活生にとってはもっとも暑い夏が始まった。
16卒の就活スケジュールとしては、この8月がひとつの大きな区切りといえる。そこで今回は、3月~7月まで「僕ラボ」※に集まっていただいた学生に協力してもらったアンケート結果の集計データを公開したいと思う。
就活、とくに今年の16卒就活については既に様々なデータが公開されているが、この僕ラボのアンケートは、いつも密なやり取りをしている学生たちからの直接の意見が反映されている。非常に現実味のある結果が色濃く出ている。
16卒の就活生が7月までにどのような観点から就活をしていたのか、内定状況はどうなのかを振り返ることで、8月以降の今後の対応、また17卒新卒採用に向けた動きの材料になればと思う。
これは企業だけでなく、学生にとっても有効な内容なので、ぜひ参考にしてみてほしい。
(N=312)
Q1:就職活動を進めるにあたり、企業を選ぶ際に以下のそれぞれの項目をどの程度重視していますか?
項目数が多く、やや分かり難いが、上位5項目を挙げると、
企業理念、仕事のやりがい、社風、業務内容、給与待遇、といった内容である。組織で働くにあたり、理念を重視するという結果だ。
Q2:現在、自分に合っている(なければ、おそらく合うと感じる)と思う会社は何社ありますか?
平均値:3社
最低値:0社
最高値:8社
なんとなく少ないような気もする。自分の軸をしっかり持っているか、どの基準であっているとするか、どのような情報・チャネルから判断するか、によって変わってくるのだろう。
Q3:会社が自分に合っていると思ったきっかけとして、以下のものはどの程度重要でしたか?
上位項目は、
リクルーターとの面談、OBOG訪問、先輩内定者の話、など人チャネルが目立つ。とはいえ、入り口の段階ではナビや自社サイトを活用して情報収集していることも間違いないようだ。自社サイトについては、内容の分かり易さ、デザインで企業のポテンシャルを判断しているという声もあった。
また、インターンシップがきっかけというのも多く見られた。良し悪しはあるが、インターンシップを通じて企業・業界・社風・環境の情報を取得していることは間違いない。
Q4:現在内定が出ている企業数はいくつですか?
平均値:1.8社
最低値:0社
最高値:4社
平均値が1.8社ということで、多いように思う。これから大手選考を受ける学生も多いだろうが、合っている会社を見つけ、すでに就活を終えている学生も全体の1/3ほど。
内定をもらっているが、せっかくなの機会なので続けるという余裕を見せる学生もちらほら。
内定0社の学生でも、まだまだ優良企業は採用活動を継続している。
この時期から情報収集を始め、研究し、内定を得るのはしんどい行程かもしれないが、ご縁を求めてあきらめずに動いて欲しいと思う。
内定が出ている学生はインターンシップを含めた就活の前半でそのような企業と出会っているケースが多く、出会いの場に積極的に出て行った結果だと思う。
「僕ラボ」では企業と学生の出会いの場を提供している。ぜひこの機会に足を運んではいかがだろうか。