このコラムでは、実用的で具体的な面接対策を記載しようと思います。
この手法は私が、新卒採用を7年間携わり、延べ5000人以上の学生面接を行ってきた経験と、30歳でキャリアコンサルタントの国家資格を取得した実技テクニックを凝縮した手法なので、ぜひ試してもらいたいと思います。
その壱 面接の成功イメージを知る
大体の就活生は面接で、「何を言ったらいいのか?」という回答内容に不安や疑問を持ちます。けれど、面接官の立場から言えば、回答内容だけで全てが決まるのではないのです。では、どんな要素なのか?それは、見た目や雰囲気とか、面接官との相性とか、かなり感覚的な要素が入り混じっています。正直、その成功したイメージを言葉だけでは伝え切れません。だから、就活生もイメージができない。この成功したイメージがないから、大奥の就活生もどのアドバイスを真に受ければいいのかわからず、流され、迷っていくのです。
そのため、信頼できる社会人に「模擬面接を受けてもらい、成功事例をビデオ録画させてもらう」ことをしよう。そしてそれを1日1回は見るのだ。これで、回答内容だけでない空気感含めた面接の成功イメージが描けること、間違いない。
その弐 成功理由をロジックで理解する
上記その壱を受けて、次にすることは「なせ、成功なのか?」を論理的に整理することです。面接の最後には、相手があなたに対して「もう一度会いたい」または「一緒に働きたい」と思ってもらう状態を目指すわけですが、その状態は分解すると面接での様々な受け応えに起因するのです。細かく長くなるので、ここでは書きませんが、「面接官は何を求めていて、その要望に就活生がどう応えているから成功した」そのロジックを理解するようにしましょう。
その参 とにかく実践し自分の理想と現実のギャップを埋める
最後は実践です。模擬面接を何度も繰り返しましょう。そこで大切なことは「検証と改善」です。模擬面接をやって相手からのフィードバックで何か得られた気がしても、明確には分からないものです。だからこそやって欲しいのは、その模擬面接を「ビデオ撮影し、見直し、<その壱>の成功イメージと<その弐>の理論から検証する」のです。これをやるだけで、あっという間に面接が上達します。
最後に 面接はナマモノだ
色々記述してきましたが、もし「なるほど!」と思ったら必ず実行してください。といっても、実際に行動に移す人は7%くらいと言われ、少ないと思いますが。。。
そして、結局は面接は相手ありきのナマモノです。機嫌が悪いかもしれないし、年齢違いすぎて趣味合わないかもしれないし、やる気無いかもしれないしなどなど、思い通りにいかないことはあります。
それでも、成否の9割は自分の手の内にあると思いましょう。自分の手の内でできることをやりきった人にしか、「相性ぴったりの面接官」と出逢う機会は訪れないですから。
これから面接を受ける方、
ぜひ、頑張ってくださいね。